パッチ7.3にて、「グループポーズ」に新しい機能が追加されました
さて、今回の Patch7.3 では、大きく以下の3つの機能が新たに増えました!
もっと楽しくなるかな〜

- 色収差表現が追加に!
- 各色の光が異なる位置に見えてしまう現象を利用した表現力の向上
- カラーフィルターの調節が可能に!
- 画像の色数や階調を減らし、イラストやポスターのような見た目にする画像処理ですが、段階調節が可能になりました。
- つまり、セピア調に「する、しない」の2択ではなくて、「幾分かセピア調にしたい」という中間的な表現が出来るようになりました。
- 縦撮りの対応
- 「縦撮りモード」には、縦撮り時の画角を疑似的に再現する「縦撮りプレビュー」という機能があり、画角の調整やステッカーの配置、フレーム表現の設定を手軽に行うことができます。
Patch 7.3 で変更されて、「グループポーズ」の表現力が進化しました。
ただ、それをパッチノートの言葉で説明されても、今ひとつピンと来ませんよね?
そこで、初心者にも分かり易く素敵な撮影が出来るよう、実際の撮影を交えながら説明してみます。
撮影順番で進めて行きますので、ご自分で撮影する雰囲気でご覧下さいね!
前回、 Patch7.2 新機能を先におさらい
前回のパッチ7.2では「ボケ表現をより細かく微細に調整出来る機能」が増えました。
これは前回に習ったよ!

そのテクニックはここでも使用します。
まだ知らなかった人、しっかりとは見ていなかった人、ココでおさらいしておいて下さいね!
Patch7.2 では、フォーカスの調整が細分化されました。
それによって「ボケ表現」の表現力が、かなり増しましたたね?
どれぐらい違うかというと?
こんなに違います。人が浮き出て見えるのが分かりますか?




ボケ表現を使ったSS画像の例

いろいろ変わってる?
撮影の前に髪型を変えてみます。
とここで、みなさんはこの機能に気付いていますか?
気付いていない人もまだ結構いるのではないかと思うので、知って得するテクニック その1をご紹介しましょう!
便利!

髪型がクリップ出来るの?

[R1]キーを使うと髪型にクリップ
が留められます。複数のクリップを付けられるので、候補の3つにクリップをつけました。


いかがですか?
これなら、簡単に比較出来ますね?
更に比較したヘアカタログが、「あれと・・・、これと・・・、さっきのどこにあったっけ?」
なんてことがなくなります。
パッチ7.3で更新された機能
今回、メニュー内容も結構更新されました。
新しい機能が増えたせいですが、メニュー自体の見直しもあった様です。
新メニューはどうなったの?
メニューが変わってる?

先に3つの機能が増えたと申し上げましたが、メニューにもそれが反映されていました。

- 色収差
- 各色の光が異なる位置に見えてしまう現象を利用した表現力の向上
- カラーフィルター
- 画像の色数や階調を減らし、イラストやポスターのような見た目にする画像処理が固定で選択だった。
- 今回はそれが100段階で調節出来る様にまりました。
- 縦撮りの対応
- 「縦撮りモード」には、縦撮り時の画角を疑似的に再現する「縦撮りプレビュー」という機能ができました。
- 画角の調整やステッカーの配置、フレーム表現の設定を手軽に行うことができます。
誰でも簡単!撮影テクニック
今から先の3つの機能をご説明していく訳ですが、今回は初心者の方にも分かるように「撮影のテクニック」と一緒にご説明していきましょう!
もちろんベテランの方も機能が変わっているところがあるので一緒にご覧下さいね!
撮影の準備
まずは撮影するための準備です。
撮影場所を決めたら、グループポーズを開きましょう!
もう一つの設定メニュー
ここも変わってる!

ここで、もう一つメニューが増えていますので、先にそれをご説明します。
これは、起動の時にどれを優先するかの設定です。
自分の好みに一度設定してしまえば、その後はほぼ触らないと思います。

- 起動したらすぐ注視するかどうか
- 起動した時にいままではすぐに自分の方を向いていましたが、初期設定を変えられるようになりました。チェックを外せば左上の目のマーク(注視)が消えていて注視しません。
- ロール回転時の操作補正を有効にする
- 操作補正のあり、なしを初期設定で変えられます。
- 縦撮りモード設定
- 「縦撮り」する際に「右へ90° 傾ける」人も、逆に「左へ90° 傾ける」人もいるでしょう。
これは、その人の癖なので逆向きになると気持ち悪いですよね?
それをどちらにするのか決められます。
- 「縦撮り」する際に「右へ90° 傾ける」人も、逆に「左へ90° 傾ける」人もいるでしょう。
- モーション・被写体の設定です。
- アクションを対象にします。
- モーション・被写体の設定です。
- 視線を向けるNPCを対象にします。
撮影前の準備!
意外に面倒なのよね〜

順序は決まっていませんが、撮影のために一通りの準備をしましょう。
まずは、撮影対象(この場合は自分)以外は、画面に出さないように設定しておきましょう。
エフェクト系は、入口・出口などで光っている光です。撮影時に写り混むことがあり、邪魔になるので消しておきましょう。

水濡れ表現を反映させましょう!
これは、もちろんやらなくてもかまいません。
ですが、夏場の撮影では、この様に水着などで水辺の撮影の機会が増えると思います。
そんな時には、「水濡れ表現」を反映させておきましょう。見た目がかわりますよ!

水濡れ表現を使うと?
水着が乾いた感じになりません。


エモートを使う
エモートを使うことは難しくないのですが、こんな経験はありませんか?
「現在の状態ではそのエモートを適用出来ません。」

「じゃあ、どのエモートなら使えるの?」って思ってしまいますよね?
これは、メッセージ内容が的確ではありません。
動作が固定されている状態ではエモートは使えないのです。
- 方法1
- 一度エモートの設定を取り消してから、L2かR2ボタンを押してみましょう。
- 使えるかどうかの見た目の区別は、立っている状態で息をして動いているかどうかです。
- 息をしている(僅かに身体が動く)状態ならエモートは使えます。
- 方法2
- 撮影しようとしたら、口の中にガムでも放り込むかの動作を繰り返すことがあります。その理由はマウントを呼ぶ時の「笛を吹く」動作が残っていて、それが繰り返されているためです。
- こんな場合は、一度グループポーズを終わらせましょう。そして、「座る」のエモートで一度座ってからまた立ちましょう。するとリセットされます。
- その後でグループポーズを起動すれば、ちゃんと起立した状態から始められます。
「くるっと回る」を持っていない時
「くるっと回る」は結構手に入りにくい為、マーケットでも高額なエモートですね?

もっと安上がりに済ませるなら、「モグモグダンス」を使いましょう!
結構な頻度でクルクル回るので、静止画にしたら同じ事です(えっ違う?)。

「縦撮り」モードの使い方
「縦撮り」簡単になったかな〜?

パッチノートの説明には以下の様に書かれています。注意点もあるので、先によく読んでおきましょう。
「縦撮りモード」には、縦撮り時の画角を疑似的に再現する「縦撮りプレビュー」という機能があり、画角の調整やステッカーの配置、フレーム表現の設定を手軽に行うことができます。
「縦撮りプレビュー」中に設定したステッカーやフレーム表現は、「縦撮りモード」を実行した際にそのまま反映されます。
注意点
一部のフレーム表現は正しく表示されない場合があります。
「縦撮りモード」の表示は画面比率16:9を基準としています。長辺が16:9を超える比率の場合、上下が黒地で表示されます。
不具合情報
グループポーズの縦撮りモードにおいて、アスペクト比が16:9以外の時にステッカーの位置が縦撮りプレビュー時よりずれてしまう場合がある不具合が確認されています。
「縦撮り」の撮影手順は以下の通り
撮影の時は、横画面のままで「縦撮りプレビュー」ボタンを選択しましょう。
まずは、「縦書プレビュー」を選択してこの様に枠を狭めます。

これは、任意で行って下さい。
もちろん、何も入れなくても、何の問題もありません。
「コピーライト」ですが、今まで通りに自動で入ります。
ですから、改めて画面に入れる必要はありません。
ですが、ここでは例として「コピーライト」を入れてみます。

実際にはこの様に左上隅と右下の両方とも「コピーライト」が入ってしまいますね?
ですから、「縦書き」モードを使う際にも改めて入れる必要はありません。

※ 今回は、分かり易い様に例として入れています。
縦撮りモードを選択します。

縦撮りモードをクリック(選択)すると、この様に全体画面が表示されます。

※ここで初期設定で「右へ90° 傾ける」、「左へ90° 傾ける」を設定しているとその向きになります。

そして、スクショ画像を正しい向きに修正して完成したものが、これです。

実際に従来方法と新しい縦書きモードを見比べて見たのですが、若干色彩に違いがありました。
この辺りは難しい問題なのだろうとは思います。
ですが、そこを細かく言うよりも、手軽に使える方が簡単で良いのではないでしょうか?
気にしないで、お手軽に使っちゃいましょう!
撮影する時には数枚撮ると良い!
撮影する時には、出来れば数枚撮っておきましょう!
これは背景も動くからです。
特に、この様に波打ち際は波の位置も変わります(下記のSS画像の足下を見比べてね!)。
テクニックとして何枚か撮影しておいて、自分が一番良いと思ったSSを選ぶので良いと思います。
もちろんプロカメラマンは連写カメラを使い、何枚どころか、何十枚も撮ってその中から選んでいます。




カラーフィルターの段階調節が可能に!
「カラーフィルター」とは?
これまでにも「カラーフィルター」機能はありました。
今までの機能はここを見て下さいね!
いろんなフィルターが用意されています。

今回は、「カラーフィルターが選択出来る」 + 表現の強さを「100段階」調節出来る様になりました。
実際に使ってみよう!
「鮮やか2」の例
標準状態

効果を付けると?
標準状態から、「鮮やか2」を選択した時の画像がこれです。
従来は、この様に「かけるか、かけないか」の2択しかありませんでした。

調節すると?
先ほどは、かけ具合「100」の状態と同じです。
それでは、今度はかけ具合を「19」にしてみると?

かなり、色が自然になりましたね?
これからは、「手軽にちょっとだけフィルターをかけてみよう!」なんてことが出来るようになります。
セピア
普通にかければ、当然ですが「セピア調」になりますよね?

ホンの少しだけかけてみると?

こちらも意図する通りに、かけ具合の調節で「やや、セピア調にする」なども可能になりました。
「パステル2」の例
パステル2をかけているけど、効果0にすると?
ごく普通ですね?(当たり前ですけど)
効果をかけない状態

49%かけた状態

100%かけた状態
今までは0%か100%の2択だったので、随分と表現の幅が広がりましたね?

色収差を使ってみる
「色収差」とは?
光がレンズを通過する際に波長ごとに屈折率が異なるということは、プリズムの学習などでやっているので何となく分かると思います。
その一番分かりやすい例が「虹」です。

プリズムなどで見ても、これと同様に色が7色に分かれて見えますよね?
本来なら白色(無色)なのに、各色の光が異なる位置に見えてしまう、この現象が『色収差』です。
(スマホじゃ無く)カメラで写真を撮ろうとすると、被写体の輪郭やエッジに紫や緑といった不自然な色のにじみが発生します。
写真家の感覚としては、この滲みが現れることを「よくない物」という捉え方をしています。
この場合、下図の様にレンズがプリズムの役目をして、画像に無いはずの色が見えてしまったり、ぼやけたりしてしまうのです(分かり易く書いていますが、実際には小さな差です)。

意図的に収差を利用する方法
ですが、最近のデザインやアニメの世界で、これを良い方向へと捉えて表現している場合もあるのです。
あえて、この現象を利用して表現する場合があるということですね?
下の「図7」を見てみて下さい。図の右下の方です。
桜の花びらが滲んで見えているのが、分かるでしょうか?
他にも、手前側にある木を見てみると、そこもやはり滲んで『色収差』の影響がでていますね?
でも、これは作画されたものです。実際にカメラで写して、こうなった訳ではありません。
京都アニメーションもレンズ表現に特色がある制作会社です。
テレビアニメ『響け!ユーフォニアム』(石原立也 2015年)では画面周辺部の色が滲んで見える場面があります(図7)。
これは各色の屈折率が異なるために生じる色収差という現象で、今日ではさまざまな特性を持ったレンズを組み合わせることで補正されていますが、そうした機構のないオールドレンズを用いた撮影ではしばしば見られものでした。
つまり、この場面はオールドレンズの表現ということになります。
同作で演出を務め、また『けいおん!』(2009年)をはじめとした多くの京都アニメーション作品で監督を務める山田尚子は、疑似的なレンズを用いる意図として「あ、この子は本当にここで生きてるんだ」という感覚、キャラクターの実在感が出るとしています(註5)。

註5:小黒祐一郎、遠藤一樹「石原立也・山田尚子インタビュー」「アニメスタイル007」スタイル、2015年、29ページ。
この様に雰囲気を出すためにワザと使ってみたりすることもあるのです。
実際に使ってみよう!
元の絵は、星空の★が白い点となっています。

色収差を使うと、色が3色に分かれましたね?

この様に色ズレを起こします。最も、これは分かり易くするために極端に色収差をかけた場合の例です。
流石に色収差は、マニアックな方しか使わない機能かもしれません。
ですが、効果としてはとても面白いので、挑戦してみると楽しいと思います。
色収差なし

では、色収差をかけると?
波のところ、まぶたの辺りなどを見て貰うと? 効果が分かりやすいと思います。
色収差を強くかけた場合

色収差を少し調整した場合

横撮り、縦撮りの良さ
「横撮り、縦撮りの違いは何?」、「どういう場合に使うの?」と出来ると言われても、逆に悩む方もいらっしゃるかもしれませんね?
スクリーンショットをなぜ撮るのかと言えば、誰か(見てくれた人)に向けて、感動したことや自分や周りで良かった出来事(風景、イベントなど)を伝えたいからですよね?
また、自分の良さを伝えたい場合もあるでしょう。
「横撮り」「縦撮り」には、それぞれに違った良さがあります。
なんと言っても周囲全体が見渡せるという良さがあります。
人物だけでなく、風景なども、全てを一緒に相手に伝えることが出来ます。
広範囲に情景を伝えたい時や、集合写真(イベントなど)に向いています。
こちらは、スマホの普及と共に増えて来ました。スマホでそのまま撮れば「縦撮り」ですよね?
どちらかというと自分を中心にアピールしたい時に向いています。
実際に自分ではなくて(例えばネコでも)被写体中心に撮したい時には、「縦撮り」の方で撮ると思います。
どちらも違った表現力があるので、アピールしたい物を考えて、その上で縦・横を決めて撮りましょうね!







今回装着した水着について
今回使った水着は、決して新しいものではありません。
新しくはないのですが、どれも二ヶ所染色に対応しています。
その為、細かなところの色までが変えられて、とても楽しいですよ?

まず、腕ですが、左右で色が変えられます。
今回は、左腕は「赤色」、右腕は「黄色」に染色しています。
水着の脚は、水着のシリーズで言えば、別の物(紅蓮祭の年が違う)です。
この水着は、「刺繍」の色が自由に変えられます。
ですから、オシャレするは持って来いではないでしょうか?
サンダルも、底と紐の部分は、別の色が使用出来ます。
下記に染色情報も書いていますので、参考にしながら、ぜひご自分のお好きな色で試して見て下さいね!


水着を複数種類使って組み合わせています。
今では課金装備なので「どうかな?」とも思いますが、昔から紅蓮祭に行っていた人なら、恐らく全て揃っているはずです。
二ヶ所染色が出来るので、カラーバリエーションが楽しめます。
- 頭装備
エンドレスサマーグラス
🎨 ①ハニーイエロー、②ローズピンク
※ 染色出来ます。更に開閉も可能で見た目は消すことも出来ます。 - 胴装備
サマーフレイム・トップス
🎨 ①チェリーピンク、②ルビーレッド - 手装備
サマーフレイム・リストトーク
🎨 ①染色なし、②ハニーイエロー
※ これはAF6装備です。 - 脚装備
エンドレスサマーボトム
🎨 ①パステルピンク、②チェリーピンク - 足装備
サマーフレイム・ビーチサンダル
🎨 ①ローズピンク、②ダラガブレッド - 耳装備
カーバンクル・エメラルドイヤリング
🎨 ①染色不可
おわりに

内容は無事に理解出来た?
あれがこれで・・
私はもう普通に撮ることにするよ!


グループポーズのチームは、この先「カメラの専門家」育成を目指しているのでしょうか?
とても凝った表現が出来る様になってしまいました!
でも、吉Pはこんな事も言っていました。

俺らにはわかんね〜よ!
「プリセット」でも、用意してくんないかな?
あ、でも?
プロデューサーは俺だった!

ですから、そのうちに「簡単プリセット」も出来るかもしれませんね?
細かく設定出来るという事は、自由さがあるということでもあります。
ここを読んで、ある程度が理解が出来たのなら、ぜひご自分でも実際に試してみてください。
芸術的なSS画像が沢山見られるようになると良いですね〜♪
コメントはこちら(承認制:反映するまでお時間を頂くことがあります)