人より綺麗に! 「グループポーズ」のライトティングで差がつく
「もっと綺麗に写したい!」 そう思っている人は多いのではないでしょうか?
PCを使っている人なら『綺麗モード』搭載のソフトなどがあって、極端に言えば加工すれば何でも出来てしまいます。そこまでお金かけたくない人には、綺麗に撮るのは無理な話なのでしょうか?
私のSS(スクリーンショット)は『加工ソフト』は一切使っていません。ですが、それなりに見られる程度にはなっていると思います。(たぶん…)
それは「ライティング」のお陰です。
「ライティング」に気を遣ったことなかったです!
そのコツをこれからご伝授します。今回は、お金をかけずにグループポーズの機能だけで、より綺麗に取れるように頑張ってみます。
私のSSの例です。
これらのSSでは「加工ソフト」の類はいっさい使用していませんが、そのかわりに『ライティング』にはかなり気を使っています。
今回は、グルポのライトを上手く活用して、綺麗に撮れる「ライティング」のコツをご紹介します。
ライティングするとどう違うの?
SS(スクリーンショット)を撮ると「何かが物足りない?」
グルポのライトの使い道は「暗いから、明るくなる様に当てれば良い」だけではないのです。
ライトの設置次第で、プロが使っている「ライティング」の手法が使える様になっているのです。
「ライティング」するとどう違うのか?
今から、実際のSS例を使いながら、ご説明しますね!
※ なお、スマホでは画像が小さいので、画面をクリックして拡大して見てもらうとよく見えると思います。
プロの写真はとても綺麗!
プロの写真って綺麗なのに自分でSS撮ったら、 何かどこかが違うのニャ〜!
何が違うのにゃ?
プロが撮影すれば「綺麗なのは当たり前!」と思いますよね?
では、何故プロは綺麗に撮れるのか? を考えてみましょう。
ドラマでもドキュメンタリーでも良いのですが、プロのカメラ撮影現場を何かで見たことはあるでしょうか?
モデルの周りで照明を持ってウロウロしている人、「レフ板、反射板」という銀の板や傘を持ってウロウロしている人達がいます(レフ板=リフレクター板)。
「あれは、何をしているの?」って思った人は、それなりに写真に興味がある人なのかもしれません。
あの「反射板」こそ綺麗に撮れるコツ!
「ライティング」は、撮影の上でとっても重要なファクターなのです。
そうは言っても、私たちがFF14で使うのは『グループポーズ』ですよね?
そんな「反射板」なんて設定、どこにもないのニャ〜!
同じような効果が得られる設定がありますよ〜
そこで、同じような効果が得られる様な『ライティング』の為の「設置、設定」の方法をご紹介します。
「ライティング」に気をつけるだけで、かなり綺麗に写せます。
詳しく説明していきますので、あなたも綺麗なSSを撮ってみましょう!
何故『グループポーズ』のライトは3つあるのか?
3つあるライトの役目とは?
そもそも、グループポーズに「ライトが3つ」設定されています。
プロが人物をスタジオで取る場合の『ライトの当て方』
それは、3方向から光を当てるというものです。これが基本です。
これは、専門的には3灯照明と呼ばれています。
FFXIV公式から特にこの件で発表や使い方の掲載はありません。ですが、グルポに3つのライト設定が存在している事から推測すると?
『3灯照明』がグルポ内でも出来るように設定されている、と考えられます。
実際にハイデリン探検隊などのムービーを見ていると?
さりげなくこの「3箇所の照明」の設定をスタッフの方が行なっていました。
やはり『3灯照明』のセオリー通り、その位置からライトを当てています。
※ ちなみにこの番組はグルポとはまったく関係ない番組です。その中でスタッフが設定をしていたというだけの話です。
FF14のグループポーズ内での『3灯照明』
それでは、『3灯照明』について、今から詳しく説明していきます。
もちろん「レフ板」というものは設定にはありません。
ですから、『エオルゼア世界』のグルポでの設定として考えて行きましょう!
この3つのライトをよく覚えておいてくださいね〜
大事な3つのライトとは?
- キーライト(メインライト)
- フィルライト(サブライト)
- バックライト
まずは、この図を見て下さい。3つのライトの関係はこのようになっています。
※ なお、『グループポーズ』のライト1〜3には、どの役割と特に規定されていません。今回は説明の都合上で、順番に『ライト1、2、3』で割り振りました。
「3灯照明」の3つのライト
主となるライトを『キーライト』(メインライト)と呼びます。
メインライトを当てると『逆サイド』に影が出来てしまいます。
それを補う為のライトを当てます。つまりは「補助用ライト」のことです。
ライトは2つで良さそうに思います。ですが、そのままだと服や髪などの輪郭がぼやけてしまいます。
これを際立たせるためにもう一つのライトを用意します。
キー・ライト
主となるライト(メインライト)と決めたライトの事を『キーライト』と呼びます。
照らす位置は、真横よりも少し斜めが多いと思います。
左右どちらからライトを当てたらいいのニャ?
メインライト
『メインライト』に左右の決まりはありません。
周りの環境、顔のどちらサイドを見せたいか?で変わって来ると思います。髪が右・左分け、或いは、左右ほくろの有無、顔の模様の有無、等々…条件で左右は変わります。
フィル・ライト
先のメインライトを当てると、今度は逆サイドに影が出来ます。それはそれで見た目が変になってしまいますよね?
ですから、それを補う為にライトを当てます。ただし、こちらはあくまでも補助用ライトです。
これを『フィル・ライト』と呼びます。
補助用って、どの位の明るさでライトを当てるのにゃ?
フィルライトの明るさ
影ができない為ですので、キー・ライトより明るくなるとまた逆サイドに影が出来てしまって意味がありません。当然、メインのライトよりも弱い光を当てます。
「キー・ライト」を1としたら? 約1/2〜1/3程度の明るさにします。
バック・ライト
上記2つだけで良さそうに思いますが、そのままだと服や髪などの輪郭がぼやけてしまいます。
※ 意味が分かりにくいと思いますので、これについては、この後に実際のSSでご説明します。
そこで、人物の後ろから、もう一つのライトを当てます。
これを『バック・ライト』と呼びます。これもかなり重要なライトです。
後ろから当てるだけで良いのにゃ?
バックライト
背後から光を当てることにより、毛髪の隙間や衣服の縁にライトが当たります。
装備(服装)の境目など輪郭部分が光ることで「クッキリ」と見えるようになります。
「キーライト」を1としたら? 等倍〜1/2程度の明るさにします。
バックライト
逆光風にワザと背後を明るくする手法もありますが、エオルゼア世界ではライトの光が床に反射してしまうのを防ぐ手段がありません。「バックライト」はあまり明るくはしないほうが良いと思います。
『ライティング』する際の注意点
ライトそのものは、もちろん自由な位置に設定して構いません。ですが、グループポーズのライト設置の仕方は目に見えない為に、少しテクニックが必要なのです。
ライトの位置
そもそもライトって、どこにある?
ライト自体は設置しようにも、目には見えません(エオルゼア世界での話です)。
ライトの位置
自分が見ている位置にライトが固定されると思ってください。方向は自分の視線です。
実はここがとても大切なポイントです。
ライトの明るさは遠近が先に決まる
被写体(大抵は自分)に近づけば光は強く当たり、被写体から遠ざかると光は弱くなります。
つまり、ライトONした時の光量は『設定のスライダーの調節』の以前に自分が被写体を見た距離が関係すると言うことです。
同じ被写体に当てた時
実際のSSの例を見てください。
設置場所で、そもそもの明るさが大きく変わってしまうんですね〜
お分かりでしょうか?
『ライトの明るさをスライダーで調節する』の前に設置場所(被写体を見た距離)によって大きく明るさが変わってしまいます。
まず、この被写体との距離を先に設定しましょう。
最初にライトを余り近くに設置(設定)してしまうと、顔が光って真っ白になります。(白飛びと言います)
真っ白な状態からは、いくら「スライダー」で調整しても調節が効きません。かと言って、あまり遠ざけると今度はライト効果が無くなりますので、そこの加減に注意して下さい。
設定した後から、スライダーで微調整するぐらいの感覚で、ほどほどにしておけば上手くいきます。
なお、ライトON(ライトのボタンを押す)にした時点でライトの位置がそこに固定されます。一度、ボタンでONにした後は、被写体に近づいても離れてもライト位置に影響はありません。
『3灯照明』を意識したライティング
では、3箇所の「ライト」の具体的な設置の仕方を見て行きましょう。
「3灯照明」でのライティング
先にも書きましたが、グルポのライト1番~3番に特に決まりはありません。
これは自分で自由に決めて構いません。
ここでは、説明の都合がありますので、下記の様に3つのライトを決めます。
- ライト1 ← キー・ライト
- ライト2 ← フィル・ライト
- ライト3 ← バック・ライト
待ってにゃ!
真後ろから光を当てるって、どうするのにゃ?
「後ろから」といったら、一体どう設置するのでしょうか?
まず、後ろから被写体を見る感じにカメラ(=自分から見えている画面)を回します。
ここで、ライト3のボタンをポチッと押します。
そうすると背中が光りましたね!
これでライト3が設置されました。
自分自身が「ライト」になったつもりで照らしたい方向に向けば、うまく設置出来ると思います。
3つのライトをセッティングしてみる
ここからは、3箇所のそれぞれの「ライト」の当て方です。分かり易いように「ライトの色」を変えてご説明します。
※ [<][>]をクリック、または下のサムネイルを選択して下さい。スマホは、左右に指でスライドします。
キーライト(ライト1)
画面に向かって左斜から、赤のライトが自分から見て右頬の辺りを照らします
フィルライト(ライト2)
画面に向かって右斜から、緑のライトが自分から見て左頬の辺りを照らします
バックライト(ライト3)
背後から、青のライトで背中や髪が光っていますよね?
では、一度全てのライトを点灯してみます。
真正面から見るとよく分からないので、少しだけ見る位置をずらしています。人物よりも背景のライトの色を見た方が、ライトの設置位置の具合が分かりやすいと思います。
3箇所から、それぞれのライトの光が当たっているのが分かりますか?
グルポの場合には、この様に『3つのライトを3方向から照らす』ことが『3灯照明』です。
それぞれの当たり具合を「色付きライト」で確認する
それでは、具体的に光源として使用したライトの「光の当たり具合」を見てみましょう。
操作についての注意
ライトはオフにしちゃダメ!
説明の前に…
ライトについて
「ライトのボタン」ですが、一度オンにしたら作業が終わるまではオフにしてはいけません。
明かりの調節は、全て各ライトのスライダーを使って調節して下さい。
「ボタンをオフにする」という意味は、セットしたライトを取り去る(撤去)と言う意味です。
ですから、オフにすると最初の設置のところからやり直しになります。
操作に注意してくださいね!
ライトの辺り具合
ライト1 ライト2 がどの様に当たっているかを見てみます。
ライト1 →
(被写体)← ライト2ライト3 を重ねてみます。
髪、肩、袖から腕、ヒップラインなどに青い光が当たっています。もし、分かりにくい時は画像をクリックして拡大してみてください。
この青い光の部分(ライト3)が実際にはどの様な効果をもたらすのか?
については、この後ご説明します。
実際にライティングを初めてみよう
色付きライトではなく、実際の灯りに変えてから、見ていきましょう。
ライト1 (対象に向かって)左斜めから照射
向かって左から光を当てるので、右側の頬の辺りには影が出来てしまいます。
ライト2 (対象に向かって)右斜めから照射
今度は反対側(向かって左側)に影ができましたね?
いずれにせよ、光を当てるとどちらかの側に影が出来てしまいます。(この段階では、ライト1、ライト2共に同じ強さの光を当てています)
バックライトの設置
では、今度は両方のライトを当てた上で、バックライトも加えてみます。
ライト3 真後ろから照射
タイプ1(やや弱い光源)を選択した場合
バックライトを当ててみたのですが、ライトが少し弱いために「左肩から服の袖のライン」は、ぼやけている様に見えます。この状態ではあまりバックライトの必要性を感じませんね?
タイプ3を選択(強い光源)を選択した場合
ライトを強くしてみました。
左肩や腕などの輪郭部分に強いライトが当たって光っているのが見えますか?
左肩から服の袖のラインは、「クッキリ」「ハッキリ」と見えるようになりました。
先ほどの青い光(バックライト)が当たっていたところに、今回は白いライトが当たって光っているのがわかると思います。
ただし、ここまで光量が強いと違和感がありますよね?(違いが分かる様にワザと強調した光を当てています)
3つの光の組み合わせ
3灯照明の基本理論はここまで
『3灯照明』の必要性は、まだ理屈を説明しただけなので理解しにくいと思いますが、この様な基本がある事だけはお分かりいただけたでしょうか?
ここまで見ていただいた「3つのライト」をそれぞれの位置から上手く照らすことで、はっきりした印象のSSを撮ることが出来ます。
なお、実際の操作は後半に説明します。
当てる光について
光の当てる強さは人によって好みが分かれます。ここは好きにして良いと思います。
と言っても、「それでは加減が分からないよ!」となってしまうので、一応の目安として不自然な光に見える一歩手前の明るさにして見て下さい。(白飛びしない範囲で、暗いよりは明るい方が良いです)
それから「色彩」については、どの強さで、どの色で当てれば良いか?などの決まりは特にありませんので、その人の好みで良いと思います。
今回の方法を使って、その違いを認識して頂けたなら、きっと今までとは違った印象のSSを作成出来るようになると思います。
実際の操作を説明する前に…
バックライトの重要性
先ほど、「バックライトの効果については、後から説明します」と書きましたが、「バックライト」の効果が本当にあるのか見てみましょう!
「夜間」の例、「日中」の例、2つのSSでそれぞれ比較してみましょう!
「夜間」での撮影の例
自然な光線がそこに当たっているかの様に見せることで、より綺麗なSSになる例をお見せします。
ここでは灯台のライトが、実際に服に当たっているかの様に光らせることにします。
「バックライト」を上手く使うことにより、それらしく見えるようになる例です。
『バックライト』光源なしの状態
『バックライト』光源ありにした状態
どうですか?灯台の光が当たっているかの様に見えますか?
灯台の光が映えますね〜
比較映像
左右にスライドさせて比較すると『バックライト』の効果がどこに出ているのかがよく分かりますよ!
背中付近や腰のあたり、首筋にもライトが当たっていることに気付いたでしょうか?
ライトに少し気を使うだけで、この様に良い感じのSSへと変える事が出来ます。
「日中」での撮影の例
夜のライトの効果はわかったよ〜
でも流石に昼間はライトなんかいらないんじゃない?
「日中の明るい時にライティングなんて…必要ない」と思っていませんか?
では、バックライトを含めて、果たして日中に効果は出るのでしょうか?
「日中」光源なしの時(ライト無し)
ライティングしないままだと?
顔に影が出来ています。少しショボンとした感じにも見えます。
あまり良いSSとは言えない感じですよね?
「日中」光源ありの時(3灯照明あり)
ライティングの効果で、顔や肩の「影」をある程度消してみました。もちろん、バックライトも使っています。
比較映像
比較してみると?
顔だけでなく髪の透明感、髪飾りや首のアクセサリーも綺麗に写っています。
SSを正面から見て右側、服装の腰の辺りの境目のラインも「バックライト」の効果でクッキリ見えています。そこにも注目して下さいね!
こうして見ると、昼間といえども「ライテング」一つで随分と差が出ますよね?
ただ、日中はあまり強く光を当て過ぎると不自然に写ります。あまり明るくしないで、自然に見える様なライティングを目指してみて下さい。
ではこの後、実際にライトを設置する想定で「操作の仕方」をご説明します!
ライトを実際に設置してみよう!
ちゃんと理解できたかな?
ん〜〜〜、文字がいっぱいだったにゃ〜
実際にどこをどうすれば良いか、今ひとつわからないニャ〜
文字だけ書かれてもでは今ひとつ解らない?
「理屈だけでは、実際の操作が分からないよ?」と思っている人に…
実際に設置して行きましょう!
3灯照明の設置手順
ライトの当て方を実際に見て行きます。まずは、3つのライトを一つずつ設置して行きます。
- キーライト
- フィルライト
- バックライト
この3つのライトでしたよね?
それでは、順番に設置していきましょう!
最初のSS画像
スライダーの「初期位置」は🔴だけ一つ右の位置になっています。
これは肌色を自然に見せるための配慮だと考えられますが、全体がやや赤っぽくなります。ですから、ここは別に好みで変えてもかまいません。
256段階へ
記事作成後、アップデートにより「カラー」は10段階から、256段階へと変わりました。かなり細かく色調整が可能です。
いよいよ設定に入るわけですが、自分を目立たせたいと思ってSS画像を撮る場合には、やや光量の少ない場所を選んだ方が見た目が自然で綺麗になります。
今回はそういうわけで、ちょっと場所を移動してみます。
設置する手順
それではここから手順をご説明しますね!
まずメインライトで光らせる位置を決めます。
今回は、左斜めからライトを当てたいので左側にカメラを回します。
この位置で、ライト1を[ON]にします。
この例では、ライト1は《タイプ2》としました。
メインは一番明るくする必要があります。ただし、顔が不自然なまでに明るくなると、顔の表情なども読み取れない位に真っ白になります。それではすべてが台無しになってしまいます。
自然な感じに…をいつも心がけて下さい。顔に光が当たっていることにあまり気づかれない位の明るさが理想的な明るさです。
今度は、右側にカメラを回します。
この位置で、ライト2を[ON]にします。
ライト1→《タイプ2》、ライト2→《タイプ1》となっていることに注目してください。光量は大幅に変わります。
キーライトに比べてフィルライトの方が明るい場合は、逆方向に影が出来てしまいます。影を消す目的で新たに影を作ってしまったら意味がありませんから、弱い目になる様にスライダーで微調整してください。
後ろ側にカメラを回します。
この位置で、ライト3を[ON]にします。
ライト1は《タイプ2》、ライト3は《タイプ1》になっています。
日中など、全体が明るい時は《タイプ1》でも十分です。ただ、バックは状況や好みでもう少し明るくしても構いません。
注意点として、バックにある物体(ここでは草花)までも光ってしまうことがあります。「バックライト」はやや上から被写体を下に見て光らせます。
これもあまり明るくし過ぎないこと。周囲が光ってしまう点に注意しながら、明るさを決めて行きましょう。
これで完成!
完成SS画像
この例では、違いが判るようにライトは強調した状態のままです。ですから、見た目が少し明るすぎると思います。
ご自分で設定する際には、もう少し控え目に設定して下さい。スライダーを調整して、より自然な見た目になる様にすると良いと思います。
比較映像
モーションなどを使って動きのあるSS画像を撮るとなお良いと思います。今は比較が出来る様にするためにモーションは入れていません。
この例を参考にしながらいろいろ試してみて、ご自分のベストな照明設定を見つけて下さいね!
視線の移動
先ほどで「ライティング」自体は完成なのですが、人物の場合には「視線変更」を上手く使うともう少し違った感じに出来ます。
難しいテクニックではないので、ちょっとした際に利用することで良い感じになると思います。モーション設定の視線の右のボタン(黄色枠の所)を押すと顔を動かさずに視線だけを移動します。
最初の状態です
ボタンを押して「視線」を動かします
何度かやってみると、丁度いい位置が見つかると思います。なお、極端に回すとそれはそれで不自然になりますので、少しだけ回すくらいです。
失敗したら「視線のリセットボタン」でもう一度やり直ししましょう!
余り瞳が端に寄らないところで「視線追従」を停止させます。(ボタンを押す)
そこから更に撮影位置を横へ回します。こうする事で極端に視線が寄らずに自然な感じに自分の方を見ているようにセット出来ます。
何度かやってみると、丁度いい位置が見つかると思います。なお、極端に回すとそれはそれで不自然になりますので、少しだけ回すくらいです。
失敗したら「視線のリセットボタン」でもう一度やり直します。
その他の関連項目の補足事項
光の3原色って?
色と光では3原色の構成が違います。よく目にするのは、実は「色の三原色」の方です。
「光の3原色」は、R(赤)、G(緑)、B(青)です。(説明の絵の左右は文字を変えただけで、同じものです)3つの色が最大に重なるとW(白色)になります。
ちなみに、
・R+G=Y【 黄色(Y) 】
・R+B=M【 紫色(M) 】
・G+B=C【 水色(C) 】
になります。
もし、ライトのスライダーで好みの色にしたいと思った時には、この基本を覚えておくと色を作り易いと思います。
被写界深度って何?
「フォーカス」と「絞り」の関係
絞りの値を変えると「ピントが合う範囲」が変化します。
フォーカス(ピント)は、ただ1箇所だけ(ピンポイント)にしか合いません。
ここまではなんとなく理解できますよね?
では?被写界深度とは?
被写界深度とは「見かけの上でピントが合っているように見える周囲(範囲)」の事です。
つまり、フォーカスが合っているのはただ1点(1箇所)として?
「そのピントが合っている周りにもピントが合う範囲」があって、この範囲の事を言います。
「範囲が広ければ?」その前後左右、更に奥にもピントが合います。このSSは遠くまでハッキリ見えていますね?(その辺り全部にピントが合う)
被写界深度表現を無効
背景の草木がはっきり見えますね? 人物の後ろの背景にまでピントが合っています。
被写界深度表現を有効(目盛最小)
こちらは背景の草木がぼやけています。ピントの合う範囲を狭くするとそこだけにしかピントが合いません。
こちらはよくポートレート写真などで人物をハッキリ見せたい時に利用します。
「被写界深度」の比較画像
※ 左は「設定あり」、右は「設定なし」
また、被写界深度を有効にすると稀に自分がボケてしまう事があります。その場合はマニュアルフォーカスを有効にして調節して下さいね!
※ 被写界深度の詳しい説明は、こちらの『被写界深度表現』のところを読んでくださいね!
明るさ調整
グループポーズには、2箇所の「明るさ調整」がありますよね?
- 【全般設定】・・・ 明るさのマニュアル調整を有効にする
- 【 ライト 】 ・・・ キャラクターのライティング
この2つの設定の使い分けですが、最初に「明るさをマニュアル調整」で調整してから「キャラクターのライティング」調整をします。
テクニックとして「明るさをマニュアル調整」を思った位置より少しだけ暗い目に設定しておいてから「キャラクター調整」で明るさ調整した方がうまく綺麗に調整出来る様です。
顔だけが明るく白くなってしまう事を「白飛び」といいますが、この白飛びを起こさないためにはこの手法が一番設定が簡単です。
7.0のアップデートで更に微妙な調整が必要
グラフィックスアップデートが行われた Patch 7.0 以降では、更に細やかな色調整が必要になりました。
少し調整が大変かもしれませんが、その分綺麗なSSが撮れるようになったとも言えます。
新しいグラフィックスのクセをよく知って、より綺麗なSS撮影に挑戦してみて下さいね。
詳しくはこちらで説明しています。
終わりに
いかがでしたか?
理屈を知らなくても、細かな事は分からなくても、フィーリングである程度調整は出来ると思います。
理屈を知って少し変えただけで、SSの印象もかなり良くなります。
次に撮る時だって、理屈がわかっていれば同じ様に綺麗に撮る事ができます。
ポートレート風に撮りたい時などは、是非このライティング設定を活用して下さいね!
※ 他にも『グループポーズ』について、基本から加工までを詳しく書いています。使い方などわからないところがあったら、そちらも「関連記事」からご覧下さいね!