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FF14 新生から12年。“ありがとう”を次への祈りとともに

「新生エオルゼア」が産声をあげてから、もう気づけば12年になります。


長いようで、振り返るとあっという間だった気もします。


ログイン画面に流れるあの音楽


初めて立った街の景色


右も左も分からないまま駆け回った冒険の日々。


どれもが、今も心の中であたたかく残っています。


ひとりで黙々とストーリーを追いかけた日も


フレンドやFC(フリーカンパニー)仲間と笑い合いながら夜更かしした日も


思い出はいつも、エオルゼアの空の下にありました。


楽しいだけじゃなく、


悔しかったことや、少し立ち止まった時間も含めて。


それでもまた戻ってきたくなる場所が、ここにはあります。


12年間、変わり続けながらも、


変わらず「居場所」でいてくれたこと。


そのすべてに、静かにありがとうを伝えたい。


ここまでは、これまでに対する感謝の思いです。

この思いは決して忘れる事は出来ません。

これまでずっと初心者に寄り添った記事を目指してきました

そんな中で、ここ最近になって特に感じるのは、「初心者が全体の中に埋もれてしまった」こと

確かにID(インスタンスダンジョン)やレイド、アライアンスレイド、討伐戦へ行けば?

開始前に「初めてです。」「頑張ります!」などのチャットは見られます。

でも、初心者は必ずそう言うと決まっている訳ではありません。

物言わぬ初心者も大勢いらっしゃいます。

ここからは、あくまでも個人的な意見だと思って下さい。

コンテンツサポーターというシステムが出来ましたね?

「これで、初心者、中でもソロプレイヤーまでもが遊べるようになった」

そう言う触れ込みでした。

それ自体は決して間違いではなくて、その通りです。

でも、ソロプレイヤーの中にもいろんなタイプの方がいらっしゃいます。

大きく分けて言うなら?

  • ソロで十分だと思っている「ソロプレイヤー」
  • みんなと遊びたいのに、交流の仕方が分からない「ソロプレイヤー」

コンテンツサポーターシステムのそれは、両方を一つに括ってしまった感じがあります。

このシステムのお陰で、IDなどの「初挑戦のパーティ募集」は激減しました。

今では、見かける方が珍しいくらいになっています。

でも、そんな希少なパーティ募集を見かけて参加してみると?

いつもではないですが、結構な頻度でこんなことが起こります。

初挑戦のパーティ募集に参加すると?
  • 方向を間違える(初めてだから仕方ないかも?)
  • タンクなのにターゲットを保てない(DPSに負ける)
  • 敵味方の区別がつかない?(青範囲、赤範囲の違いを知らない)

誤解のないように行っておきます。

「これが酷い」とか、「勉強をしていない」と批判をしている訳ではありません。

これは初心者なら当然の話です。

こんなことは、以前は当り前のようにあった光景なのです。

気になったのは?

パーティ募集をしている人達は、まだ勇気の出せる人達です。

交流を求めて、自分に知識がなく恥ずかしいと思いながらも、それでも前に出てみんなと遊ぼうとしています。

でも、恥ずかしく思っていて、知識もなく、パーティ募集も出来ない人達は一体どうやって遊んでいるのでしょう?

そんな人達も、やがて時間が経てば、皆の前に出てくるとこでしょう。

今では、零式で基本も分かっていなくて、とんでもないことをする人達も多いと聞きます。

でも、その基本は誰がどこで教えるのでしょう?

MMORPGというものは、大勢の人が各々のコンテンツに参加している訳です。

「コンテンツはどんどん増えるんだし、遊べない人は遊べるものだけやればいい」という声も聞こえてきそうです。

ですが?

よく分からない人が少数だった時代から、よく分からない人が大勢になった時代を想像して見て下さい。

さて、その先は?

新生時代には当たり前だった「出来ない奴は遊ぶな!止めろ!」の時代に舞い戻って行くのでしょうか?

やはり、便利な「二極化」という言葉に全てが集約されて行くのでしょうか?

「次への祈りはそんなに簡単には答えが出ない」

そう思うのです。

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