「新生エオルゼア」が産声をあげてから、もう気づけば12年になります。
長いようで、振り返るとあっという間だった気もします。
ログイン画面に流れるあの音楽
初めて立った街の景色
右も左も分からないまま駆け回った冒険の日々。
どれもが、今も心の中であたたかく残っています。
ひとりで黙々とストーリーを追いかけた日も
フレンドやFC(フリーカンパニー)仲間と笑い合いながら夜更かしした日も
思い出はいつも、エオルゼアの空の下にありました。
楽しいだけじゃなく、
悔しかったことや、少し立ち止まった時間も含めて。
それでもまた戻ってきたくなる場所が、ここにはあります。
12年間、変わり続けながらも、
変わらず「居場所」でいてくれたこと。
そのすべてに、静かにありがとうを伝えたい。
ここまでは、これまでに対する感謝の思いです。
この思いは決して忘れる事は出来ません。
これまでずっと初心者に寄り添った記事を目指してきました
そんな中で、ここ最近になって特に感じるのは、「初心者が全体の中に埋もれてしまった」こと
確かにID(インスタンスダンジョン)やレイド、アライアンスレイド、討伐戦へ行けば?
開始前に「初めてです。」「頑張ります!」などのチャットは見られます。
でも、初心者は必ずそう言うと決まっている訳ではありません。
物言わぬ初心者も大勢いらっしゃいます。
ここからは、あくまでも個人的な意見だと思って下さい。
コンテンツサポーターというシステムが出来ましたね?
「これで、初心者、中でもソロプレイヤーまでもが遊べるようになった」
そう言う触れ込みでした。
それ自体は決して間違いではなくて、その通りです。
でも、ソロプレイヤーの中にもいろんなタイプの方がいらっしゃいます。
大きく分けて言うなら?
- ソロで十分だと思っている「ソロプレイヤー」
- みんなと遊びたいのに、交流の仕方が分からない「ソロプレイヤー」
コンテンツサポーターシステムのそれは、両方を一つに括ってしまった感じがあります。
このシステムのお陰で、IDなどの「初挑戦のパーティ募集」は激減しました。
今では、見かける方が珍しいくらいになっています。
でも、そんな希少なパーティ募集を見かけて参加してみると?
いつもではないですが、結構な頻度でこんなことが起こります。
- 方向を間違える(初めてだから仕方ないかも?)
- タンクなのにターゲットを保てない(DPSに負ける)
- 敵味方の区別がつかない?(青範囲、赤範囲の違いを知らない)
誤解のないように行っておきます。
「これが酷い」とか、「勉強をしていない」と批判をしている訳ではありません。
これは初心者なら当然の話です。
こんなことは、以前は当り前のようにあった光景なのです。
気になったのは?
パーティ募集をしている人達は、まだ勇気の出せる人達です。
交流を求めて、自分に知識がなく恥ずかしいと思いながらも、それでも前に出てみんなと遊ぼうとしています。
でも、恥ずかしく思っていて、知識もなく、パーティ募集も出来ない人達は一体どうやって遊んでいるのでしょう?
そんな人達も、やがて時間が経てば、皆の前に出てくるとこでしょう。
今では、零式で基本も分かっていなくて、とんでもないことをする人達も多いと聞きます。
でも、その基本は誰がどこで教えるのでしょう?
MMORPGというものは、大勢の人が各々のコンテンツに参加している訳です。
「コンテンツはどんどん増えるんだし、遊べない人は遊べるものだけやればいい」という声も聞こえてきそうです。
ですが?
よく分からない人が少数だった時代から、よく分からない人が大勢になった時代を想像して見て下さい。
さて、その先は?
新生時代には当たり前だった「出来ない奴は遊ぶな!止めろ!」の時代に舞い戻って行くのでしょうか?
やはり、便利な「二極化」という言葉に全てが集約されて行くのでしょうか?
「次への祈りはそんなに簡単には答えが出ない」
そう思うのです。



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