ベンチマークデータを集計して見えてきた最適PC構成
「FF14ベンチマークソフトのデータを集計したら、最適PC構成が分かるかも?」ということで、みなさんがアップされたデータを集計してみました。
これからアップグレード等を考えるおつもりなら、ぜひ「集計結果」を上手く活用して下さいね!
最適な組み合わせはこれ!
最適な組み合わせが見えましたよ!
いきなり結論から言っちゃいますね?
最適な組み合わせはこれです!
Core(TM) i7 + RTX 4070 SUPER
恐らく、みなさんは「 Core(TM) i9 + RTX 4090 」なんて答えが欲しい訳ではないと思います。価格が最高なら、スコアも最高になるのは当たり前の話だからです。
では、「なぜこの組み合わせの結論に至ったのか?」は、これからご紹介する集計を見て頂く方が手っ取り早いです。
「自分のPCはグレードアップが必要なの?」ということも、集計結果から見えてくると思います。
あまりよく分からないけど「PCを買いたい!」という人向けに!
「これぐらいなら4Kでも何とか快適に遊べる」の構成例を下記に書いておきます。参考にしてみて下さい。
現実のお値段は、セット価格で 約25万円 〜 35万円(市場価格)。
- 個別にパーツを買うと高くなりますので、セットで特売などがおすすめです。
- グラフィックボードがあるから、CPUにグラフィックチップは必要ないという人は、 「F, KF シリーズプロセッサ」でも可能。
- 一番早いのは『K』の方です。『F』はオーバークロック用に設計されていないCPUです。
もちろん組合わせはその人の自由です。
「ここは我慢する」「ここは奮発する」などは、お財布とご相談ください。
一応、『FFXIVを遊ぶのに一番失敗がない組み合わせ』を推奨目安にしています。(スペックが上がる分は問題ありません)
- CPU:i7-14700K
- グラフィックボード:GeForce RTX4070 SUPER
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB(M.2 SSD)
- 電源:700〜800W
もし、価格の面でグレードをダウンする場合は、GeForce RTX4060であればフルHDまでなら大丈夫です。
価格は、15万円〜25万円(市場価格)とグンと下がります。(ただし、特価があれば RTX4070の方がやはりおすすめです)
※ 先入観を持たない様に実際の商品はご紹介しません。スペックを見てご自分の目でWebにてお探しください。
※ AMDは集計が少なかったので割愛していますが、性能的に違いはありません。Inter(R)と同等スペックでお探し下さい。
『4070SUPER』を推薦している理由は、4Kで遊ぶことを想定しているからです。また、その差で後悔しない為でもあります。
ですが、もし4Kにこだわらないなら、『4060シリーズ』で十分です。
『4070SUPER』は「L2キャッシュ」が、32MB → 48MBに拡張されたことで WQHDや4Kの高解像度に対して強くなりました。
FFXIVで言えば『4K解像度の場合』のみ、「とても快適(4070)」と「非常に快適(4070SUPER)」の差が出ます。それ以下の解像度では差はありません。
その差をどう見るのかは、個人のご判断にお任せします。
今から購入される方にお知らせです!
「Intelが自社の設計が原因で第13・14世代CPUに不具合が発生していることをついに認める」
という話がありました。(2024年7月23日)
8月中旬にはマザーボードの修正パッチを出すと言っているので、もし「PC等機械は不得手で…」という方は8月末頃まで購入を待った方が良いかもしれません。
なお、マザーボードのBIOS修正は更新に失敗するとマザーボードが壊れて2度と立ち上がらなくなる等の不具合が出ます。もし早めに購入される場合は、販売店に修正をお願い出来るかなどの確認を取っておいた方が無難だと思います。
なお、その後更にIntelより対象CPUが発表されています。
以下は翻訳です。正式ページは『こちら(英語)』からご覧ください。
Intel は以前、Intel Core 13/14 デスクトップ プロセッサの保証期間を 2 年間延長する (購入日から最長 5 年間) と発表したことを受けて、このプログラムの詳細については以下を参照してください。 Intel Core 13/14 世代デスクトップ ボックス/トレイ CPU 次のプロセッサが保証延長の対象です。
※ 対象はデスクトップ用CPUのみです。
通常に購入時する場合には、『Windows11』を購入されるはずです。この場合、「DirectX 12」が必須となります。この「DirectX 12」ですが、従来までのそれとは少し違います。
すなわち、「DirectX 11」とは全く互換性がありません。仕様が大きく変わりました。
使えなくなるかと言うとそうではありませんが、Microsoftは「DirectX 12はDirectX 11と併存する」としています。2つ存在する訳ですが、12が11の機能を兼ねることはないと言うことです。
このことからご注意いただきたいのは、『Windows10』の中古機は敢えて買わない方が良いと言うことです。
FFXIVに限らず、将来的に各ゲームが「DirectX 12」にしか対応しなくなって来る可能性があると考えておいた方が賢明です。
では、この推薦の根拠となった集計について、今から実際の集計結果を見ながらお話しをして行きます。
集計について
分かり易くなる様に「グラフ」を3つご用意しました。
- 正規分布(スコアの平均値が分かります)
- グラフィックボード別(グラボ毎のスコアと限界値がわかります)
- CPU + グラフィックボード別(CPUと関連性があるかどうか?)
日記にアップされた集計ですが、ご自分の日記の中に書かれているデータも見受けられました。
その場合はベンチマークソフトから発信するものと比べて「フォーマット通りではない」ことにより、データに欠損もあったりします。
今回の集計では割愛させていただいております。悪しからずご了承ください。
他にも大きな理由として、日記を見て必要な数値だけを一つ一つ拾い上げると膨大な手間と時間がかかるということもあります。
ベンチマークソフト自体のアップデートが、2024年6月3日にありました。このデータはその前の数字です。
新しい「ベンチマークVer1.1」の集計は既に開始しています。
ただ、総数で 63件です。(2024年8月9日現在)
ある程度データが集まる様なら新たに公開してみたいと思いしたが、データーが集まらないかもしれません。
※『解像度によるスコアの違い』の項目だけ記載しています。現状の動向で見ている限り、スコアが大きく変わることはない様です。
PS5の方へ
Web上で様々な評価が出ています。
それらを参考にPS5の値も追記しました。(フルHD『CPUとグラフィックボード別』に掲載)
流石に4Kまで推測してもあまり当てにならないのでやめておきます。(実際の「ベンチマーク計測」は出来ないので、あくまでも参考値となります)
なお、PS5自体は4Kモニターも接続可能で4Kでも遊べます。
ベンチマークについて
下記のベンチマークソフトに標準で設定された「アップロード」機能を使って、Lodestoneへアップした人のデータを集計しています。
そのままアップすると決まったフォーマットでLodestoneへ掲載されます。
ベンチマークソフトとは?
一般的な話として、エクセルの表示速度だったり、グラフィックのお仕事だと絵を描くスピード、アニメのお仕事だと3Dでどれだけ早く描けるのか?を知りたい事があります。
お仕事のパソコンの購入時だったり、自分のパソコンの購入時だったりと使い方は様々ですが、新しいパソコンに買い替えた方が良いのかどうかなどを検討する時に使います。ちなみにベンチマークの種類は色々あります。
今回は、FF14に限った『FF14公式ベンチマークソフト』の結果です。
目安の数値
公式ホームページでのスコアは以下の様に決められています。
これに合わせて数値を見てみることにします。
スコアと目安
動作環境
このメーカーの『推奨動作環境』の値は、必要最低限と思われます。あまり高い値ではありません。
また、最新のCore(TM) i7とRTX2060では、実際の組み合わせとしては様々な理由から厳しいものがあります。書いてあるのは、理論上の数値と考えて良さそうです。
そして、これからご購入される場合、CPU、メモリー、グラフィックボード(それに冷却装置と電源など)全体のバランスに注意することが必要です。
特に近年の特徴である大幅なクロックアップをした結果、熱処理の関係で画面が暗転したり、シャットダウンする不具合が以前のパソコンよりかなり増えている様です。
パソコン初心者の方は、部分的に一部パーツだけを変更するより、バランスの良い組み合わせをショップで聞くか、組み立ててもらった方が安心です。
もし、これからご購入されるのなら、集計とお財布の中身を見ながら、i7と4060(or 3070)以上の組合せ程度で考えてみて下さい。(詳しくは各項目、最後でご説明します)
集計結果
それでは、集計結果を見ていきましょう!
アップされたデータ数
集計した数:319名 ( 2024.05.23 現在 )
モニター画面の解像度別スコアーの正規分布
- 平均値は一番山の高いところです。自分のスコアがそれより「左か?」「右か?」を見て下さい。
- グラフの四角い枠は、全体の60%の範囲です。
この範囲に入っていれば(「全体の平均」 ± 30%)なので、おそらく大丈夫です。 - 右側へ行くほど優秀ということです。
逆に、あまりに左だった場合は、アップグレードを検討してみても良いかもしれません。
★ベンチマーク上では、「快適:8000〜10999」となっているので、この四角い枠の60%範囲内の人は、たぶん『快適』以上と言うことになります。
4K(3840×2160)
WQHD(2560×1440)
フルHD(1920×1080)
グラフィックボードだけ、CPUも一緒に見たスコア
「グラフィックボード別」にスコアを集計しました。
ですが、「それだけで判断はできないよ!」という人も多いと思います。
そこで、「CPU + グラフィックボード別」のスコアも一緒に掲載しています。
これを見ると大まかではありますが、グラフィックボードのスコア上限の限界値(CPUが何であれ、それ以上はスコアが上がらない)が分かると思います。
- 「最高品質」の様な設定については「カスタム」など内容が不明瞭な要素もあり、残念ながら性能比較の考慮に入れることが出来ませんでした。
- 画面モード別にするとあまりに細かなデータに分かれてしまうので割愛しています。
以上2つの点が考慮できず、極端にスコアがずれていておかしいものもあります。ただカットしたりすると主観が入るので、そのまま表記しています。
そういう意味では、目安程度で見ておいて下さい。
4K
『とても快適』なら、(CPU他の組合せにもよりますが) 4070でギリギリという感じです。
『非常に快適』を目指すなら、4080以上、出来れば 4090まで欲しいところです。
なお、一部飛び抜けているデータですが、「最高画質」〜「標準品質(ノート)」まであるグラフィック設定プリセットの値をここでは見られていないということがあります。またSUPER、Tiなどの分類もしていません。
分類があまりに多いとグラフが分散してしまい、見ても何が何だか分からないということになりかねません。
そこで、今回はそういった要素は割愛しています。
グラフィックボード別
CPU+グラフィックボード別
WQHD
この解像度のモニターを使う人自体、ある程度パソコンに自信がある人だと思います。
そのせいか、スコアで10000以下がほぼありません。
(4K、WQHD 、FHD)どの解像度でも、最低限4070以上であれば安定していることがグラフから分かります。
また、ここで3070だとWQHDでは荷が重いようです。そういった意味で基本性能はやはり違うことがわかります。
グラフィックボード別
CPU+グラフィックボード別
FHD(フルHD)
フルHDだけで考えて良いなら、「 Core(TM) i7 相当 + RTX 4060(3070)相当 」で十分そうです。
これよりCPU、グラフィックボードのどちらか(或いはどちらも)がより低い場合、どちらかを強化すれば、ほとんどの場合「とても快適」以上になります。
集計上から見ると RTX 2070 SUPER あたりが、フルHDの下限のように思われます。CPU次第ですが、それなら何とか遊べるかもしれません。
グラフィックボード別
CPUとグラフィックボード別
※ PS5は 2070のすぐ下に赤丸で掲載
PS5の予測値( 🔴 印)は、おおよそ2080に近いと想定しています。
CPUが「AMD 8コア Zen 2 カスタム 最大3.5GHzまで可変」となっているので、総合的にはそれより若干落ちるかもしれません。
PS5は4Kで「快適」、FHD(フルHD)で「とても快適」程度だろうと推測されます。
当然、ベンチマークは使えませんから、あくまでも推測値です。
実際にはPS5専用チューニングがなされる筈なので、始まってみないと画質やスピードの詳細までは分かりません。
モニター画面の解像度別スコア
モニターの解像度は便宜上で以下の様に規定しました。
画面の解像度は、以下のように決めておきます。
通常画面:4K(3840×2160)、WQHD(2560×1440)、FHD(フルHD)(1920×1080)
ワイド画面:UWQHD(3440×1440)、UFHD(2560×1080)
※ それ以外は「その他」として、集計外としています。
解像度によるスコアの違い
解像度 | 件数 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|---|---|---|---|
4K | 47 | 24778 | 7945 | 13493 |
WQHD | 34 | 31650 | 6720 | 15764 |
FHD | 169 | 35704 | 2852 | 15852 |
UWQHD | 38 | 29316 | 7645 | 15972 |
UFHD | 11 | 30424 | 10489 | 17749 |
※ その他:19(いろんな画面の人がいました)
FHDの平均は「15852」ですが、4Kの平均は「13493」です。
4Kは高画質なので、スコアが低くなるのは当然です。
データを見るときは、モニターの解像度別で比較する方が良いと思います。
FF14で遊んでいる人を画面解像度別に見ると構成はこの様になっています。
フルHDが圧倒的に多いですね!
ベンチマーク Ver1.1
再アップする人が少ないので、全体は集計せずに「最高、最低、平均」などの状況だけをご報告しておきます。
件数が少ないと平均値などの値が大きくブレますので、参考程度にご覧下さい。
ここ最近になって、またLodestoneへアップする人が少し増えた様です。
総数:131件(2024.8.31現在)
解像度 | 件数 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|---|---|---|---|
4K | 27 | 23917 | 5179 | 15475 |
WQHD | 8 | 31391 | 11171 | 19243 |
FHD | 65 | 32474 | 6027 | 17153 |
UWQHD | 13 | 20021 | 9414 | 15207 |
UFHD | 4 | 24724 | 19261 | 21993 |
※ その他:14件
FF14で遊んでいる人を画面解像度別に見ると構成はこの様になっています。
やはりフルHDが圧倒的に多いですね!
前回集計と比較すると4Kが増えてフルHD、WQHDが減った様に見受けられます。ただし、もう一度アップしている人もいたりしますので、参考程度で見ておいて下さい。
推奨動作環境とグレードアップについて
今から、集計結果をいろいろお知らせするわけですが、メーカーの「推奨動作環境」について少しだけ考察します。
この集計結果から「推奨」はボーダーラインに近く、推奨通りの構成では実際に遊ぶ際に少し厳しいように感じられます。推奨が最低必要な基準と考えても良いくらいです。
ただ、ここでグレードアップを考える時、注意点として高クロックCPUを組合せた際にグラフィックボードが耐えきれずに破損する可能性があります。
ここ近年は特に「高クロック化」が更に進み、「熱処理」の問題が以前に比べて、より厳しくなっています。
従来のままで、一部パーツだけを変更すると?
- PCケースが小さい(熱がこもる)
- ファンが弱い(熱がこもる)
- 電源が弱い(電力が足りない、冷却も不十分)
などの問題が起こる場合があります。
そのまま放置して使用を続けていると故障になってしまうこともある様です。
そういった意味では、CPU、グラフィックボードの片方だけを大きくグレードアップすることは厳しく、ケースなども含めた全体のバランスで考えた方が良さそうです。
集計の結果を見ながら、今後検討する際にはその辺りも含めてご検討下さい。
それから、AMD系統のグラフィックボードですが、総数が少なく機種毎の集計までは行いませんでした。
アップスケーリングで差はあるのか?
まず、話題のアップスケーリングで差はあるのか?
件数 | 最高 | 最低 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
DLSS | 134 | 35704 | 5873 | 17260 |
FSR | 185 | 31434 | 2852 | 14435 |
どちらかしか選択できない場合がありますので、おおよその目安程度で見てください。
見る限りでは極端な差はなさそうです。DLSSの方が若干性能が良いのでしょうか?(もちろん、見た目では差があるかもしれません)
どちらにせよ、仕組み的には「画面をAIで創作して補完する」ことであって、要するにスピードアップした際の見た目の隙間を「創作画像で埋める」仕組みです。スピードだけを見れば、当然早くなったと感じると思います。
ですが、結局は擬似的な画像を見せられることには違いありません。結果的には、スピード優先、画面の綺麗さ優先のどちらかの選択になります。
そういった意味では、戦闘が主体ではない遊び方をする人(綺麗な画像でSSなどで楽しみたい人)は、ただ早いから「アップスケーリングは優れている」というのではなく、完全には切れないものの「30fpsを下回った時に適用」など、少なめに設定しておく選択もあることを頭に入れておくと良いと思います。
なお、戦闘主体の人は、逆に「常に適用」時が最も高いスコアになるとのWeb報告も見受けられました。(正確には分かりません)
CPU、画面解像度別スコア
使用件数
「どのCPUが多く使われているか?」
推奨動作環境に記述があるせいか、流石に『Core(TM) i7、Ryzen 7』が多いです。
市場では、 2024年5月時点で、おおよそ Core(TM) i7(7万円前後)、Ryzen 7(4万円前後)です。
CPUだけで考えるとRyzen 7でも良いかもしれません。ただし、バランスがありますので、それがお薦めという意味ではありません。
※ スマホは指で横にスライドしてください。
CPU | 4K | WQHD | FHD | UWQHD | UFHD | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
Core(TM) i9 | 6 | 5 | 16 | 9 | 2 | 38 |
Core(TM) i7 | 26 | 14 | 78 | 14 | 7 | 139 |
Core(TM) i5 | 2 | 4 | 23 | 1 | 1 | 31 |
Core(TM) i3 | – | – | 2 | – | – | 2 |
AMD Ryzen 9 | 9 | 1 | 6 | 4 | – | 21 |
AMD Ryzen 7 | 3 | 6 | 29 | 9 | 1 | 48 |
AMD Ryzen 5 | 1 | 4 | 13 | 1 | – | 19 |
※ その他:2件
スコア
「どのCPUで、どれぐらいのスコアが出ているか?」
実際はグラフィックボードとの組み合わせで変わります。これは、おおよその目安です。
一見すると『Core(TM) i9』が凄そうに見えますが、グラフィックボードも高価なものを付けているケースが多く、同じグラフィックボードなら、この数値ほどの差はないと思います。
※ スマホは指で横にスライドしてください。
CPU | 4K | WQHD | FHD | UWQHD | UFHD |
---|---|---|---|---|---|
Core(TM) i9 | 18293 | 19003 | 19953 | 16691 | 22157 |
Core(TM) i7 | 12057 | 15070 | 15379 | 15441 | 17925 |
Core(TM) i5 | 10821 | 16992 | 13598 | 9753 | 10489 |
Core(TM) i3 | – | – | 9388 | – | – |
AMD Ryzen 9 | 14566 | 15465 | 19159 | 16838 | – |
AMD Ryzen 7 | 15991 | 15206 | 17354 | 16733 | 14961 |
AMD Ryzen 5 | 10195 | 13834 | 14184 | 12850 | – |
トップ8
使用者数の多かった順に並べています。
TOP10までとすると膨大な数になるので、 TOP8までの掲載としています。
Intel(R) Core(TM)については、購入時期の関係か 12〜13世代が多い様ですね?
順位 | CPU型式 | 使用件数 |
---|---|---|
1 | 13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-13700F | 18 |
2 | AMD Ryzen 7 3700X 8-Core Processor | 13 |
3 | AMD Ryzen 5 5600X 6-Core Processor | 11 |
3 | 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700 | 11 |
4 | AMD Ryzen 9 5900X 12-Core Processor | 10 |
4 | AMD Ryzen 7 7800X3D 8-Core Processor | 10 |
5 | AMD Ryzen 7 5700X 8-Core Processor | 9 |
6 | Intel(R) Core(TM) i7-8700K CPU @ 3.70GHz | 8 |
6 | 12th Gen Intel(R) Core(TM) i5-12400F | 8 |
6 | Intel(R) Core(TM) i9-9900K CPU @ 3.60GHz | 8 |
7 | Intel(R) Core(TM) i7-9700K CPU @ 3.60GHz | 7 |
7 | 11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-11700 @ 2.50GHz | 7 |
7 | Intel(R) Core(TM) i7-10700 CPU @ 2.90GHz | 7 |
7 | 12th Gen Intel(R) Core(TM) i9-12900K | 7 |
7 | Intel(R) Core(TM) i7-8700 CPU @ 3.20GHz | 7 |
8 | Intel(R) Core(TM) i7-10700K CPU @ 3.80GHz | 6 |
8 | 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700K | 6 |
8 | 13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-13700K | 6 |
8 | 13th Gen Intel(R) Core(TM) i9-13900K | 6 |
8 | 13th Gen Intel(R) Core(TM) i9-13900KF | 6 |
8 | AMD Ryzen 7 5800X3D 8-Core Processor | 6 |
グラフィックボード、画面解像度別スコア
今度は、グラフィックボードです。
市場価格からすれば、4090を所持している人の数は驚異です。
一般的には、市場の動きからなのか 4070を所持している人が多いです。
グラフのところでも書きましたが、4070なら4Kにもギリギリで対応出来ます。
フルHDで遊ぶなら、4060まで性能を落としても十分だと思われます。
今はまだ数が少ないですが、3070よりは4060の方を購入する方が、今後は増えるのではないでしょうか?
使用件数
「どのグラフィックボードが多く使われているか?」
※ スマホは指で横にスライドしてください。
グラフィックボード | 4K | WQHD | FHD | UWQHD | UFHD | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
4090 | 11 | 2 | 4 | 2 | 1 | 20 |
4080 | 5 | 1 | 2 | 4 | – | 12 |
4070 | 5 | 10 | 22 | 9 | 4 | 50 |
4060 | – | 2 | 9 | – | – | 11 |
3090 | – | – | 1 | 3 | – | 4 |
3080 | 8 | 2 | 6 | 7 | 2 | 25 |
3070 | 10 | 6 | 20 | 3 | – | 39 |
3060 | 3 | 2 | 30 | 2 | 2 | 39 |
2070 | 1 | 1 | 10 | – | 1 | 13 |
2060 | – | 3 | 8 | – | – | 11 |
AMD | 1 | – | 10 | 5 | – | 16 |
・その他:9
スコア
「どのグラフィックボードなら、どれぐらいのスコアが出ているか?」
(価格的にも)4070が分岐点のような気がします。
確実に『非常に快適』を狙いたいなら4070以上になります。
市場では 2024年5月時点で、おおよそ 3070(6万円前後)、4060(6万円前後)、4070(9万円前後)、4080(20万円前後)となり、現実的な購入を想定すれば、旧の3070か、または、4060〜4070ぐらいが一般的だと思われます。
また、今後のことを考えれば、3070よりも4060辺りが妥当かもしれません。どれくらい差があるのかは、グラフの方でご確認ください。
※ もしPS5を考えている方なら、このグラフィックボードだけで「PS5が1台買える」事を想像してみて下さい。そう言った意味では、コストパーフォマンスには優れていると思います。あまり、お金をかけずに遊びたい人なら、それも一つの選択肢です。
※ スマホは指で横にスライドしてください。
グラフィックボード | 4K | WQHD | FHD | UWQHD | UFHD |
---|---|---|---|---|---|
4090 | 20538 | 29849 | 30153 | 29211 | 30424 |
4080 | 16772 | 26843 | 30114 | 22354 | – |
4070 | 11284 | 20238 | 23675 | 17902 | 20019 |
4060 | – | 22657 | 16823 | – | – |
3090 | – | – | – | 14918 | – |
3080 | 11557 | 12752 | 18713 | 14445 | 15781 |
3070 | 10204 | 12864 | 17952 | 12445 | – |
3060 | 8715 | 12171 | 14749 | 10372 | 14607 |
2070 | 8234 | 11155 | 13420 | – | 13474 |
2060 | – | 10029 | 11917 | – | – |
AMD | – | – | 12993 | 12739 | – |
もちろん、グラフィックボードには「Ti」や「SUPER」などがあります。ただ、分類があまりに細かすぎて見にくくなるので割愛しました。
※ 例えば、「3070Ti」なら、集計上は「3070」に含まれています。
トップ8
使用者数の多かった順に並べています。
なお、こちらは『Ti、SUPER』なども分けて集計しました。
「NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER」という製品があるのですね? 知らなかったです。
順位 | グラフィックボード型式 | 使用件数 |
---|---|---|
1 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | 27 |
2 | NVIDIA GeForce RTX 3060 | 17 |
3 | NVIDIA GeForce RTX 3080 | 15 |
3 | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti | 15 |
3 | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | 15 |
3 | NVIDIA GeForce RTX 4090 | 15 |
4 | NVIDIA GeForce RTX 4070 | 13 |
5 | NVIDIA GeForce RTX 4080 | 9 |
6 | NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER | 8 |
7 | NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti | 7 |
7 | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER | 7 |
7 | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti | 7 |
7 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 7 |
8 | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER | 6 |
8 | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti | 6 |
8 | NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti | 6 |
8 | NVIDIA GeForce RTX 2060 | 6 |
8 | NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER | 6 |
例えば、メモリ違いなどの場合に集計上では型式が違うことになってしまいます。そのため、単純な総数とは合いません。
ノーマルとTiとで差が出るのか?
「Ti」だと、どれくらい違うか?
これは、気になる人もいると思います。ベンチマーク上での差は、この様になりました。
型式 | UP | スコアUP |
---|---|---|
4070Ti | 4.3% | 797 |
3080Ti | 0.4% | 63 |
3070Ti | 2.9% | 387 |
3060Ti | 9.5% | 1148 |
平均値での差です。これを見る限りでは、FFXIVベンチマーク上ではノーマルとTiで大きな差は出ない様です。
※ なお、他のゲームではこの限りではありません。
スコア評価
評価の目安
スコア評価は、自信がある人がUPしている事が多いために『快適』以上が多い様です。
データとしては少し偏っているとも言えますが、これからグレードアップを考える人にとって何を選べば良いかについて言えば、その方が参考にしやすいですね?
評価 | 件数 | パーセンテージ |
---|---|---|
非常に快適 | 155 | 48.6% |
とても快適 | 85 | 26.6% |
快適 | 63 | 19.7% |
やや快適 | 13 | 4.1% |
普通 | 2 | 0.6% |
設定変更を推奨 | 1 | 0.3% |
画面解像度別 評価の目安
「画面解像度別に見るとどうなっているのか?」
4Kの場合の分布は、「非常に快適」と「快適」に別れる様です。グラフィックボードだけで30万円以上する高額PCとそうでないPCの性能差が大きく関わっているからでしょう。
FHDの場合は、どちらかと言えば「非常に快適」の方へ寄った分布になっています。
※ スマホは指で横にスライドしてください。
評価 | 4K | WQHD | FHD | UWQHD | UFHD |
---|---|---|---|---|---|
非常に快適 | 16 | 14 | 87 | 21 | 6 |
とても快適 | 8 | 12 | 49 | 9 | 4 |
快適 | 22 | 7 | 23 | 7 | 1 |
やや快適 | 1 | 1 | 8 | 1 | – |
普通 | – | – | 1 | – | – |
設定変更を推奨 | – | – | 1 | – | – |
※ 解像度を分類した5つの規格に当てはまらない解像度のもの:20件
おわりに
データについて
(みんながUPするわけではないため)データ総数が少ないので、数値には多少ブレが発生します。
変だと思うデータもありましたが、主観が入らない様にカットしませんでした。その点はご容赦ください。
まとめ
当たり前な話ですが、スコアを上げるためには?
- CPUの世代が上がる(コア数が多い)ほど、スコアは上がる
- グラボの性能やメモリが大きい(型番が大きくなる)ほど、スコアは上がる
ただ、やはりグラフィックボードの方がより比重は大きそうです。
4K画面を使う人はハードにお金をかけている人が多く、スコアもそれなりに良い感じでした。
集計結果から見えてくるのは、「非常に快適」にしようと思うなら、最低でもグラフィックボードは GeForce RTX 4080以上でないと厳しいということの様です。
そうなると現状の市場価格を見ると「資材を買うのは、もう少し全体のハード性能が上がるのを待ってからの方が良いのでは?」という気がします。
4000番台のグラフィックボードが価格が安くなる傾向があります。(先の参考市場価格では、3070(6万円前後)、4060(6万円前後)、4070(9万円前後)でした)
もちろん市場価格には絶対などない世界ですから、この先の動向までは分かりません。逆に価格が上がることも考えられます。
そういった点では確実ではないですが、今動いていて遊べている人は、今後の動向をよく見てから購入する方が良い気はします。
なお、AMD系統を狙っている人は、大体匹敵する同程度の製品で比較して下さい。集計上の総数が少なかったので集計していませんが、別に性能上の問題ではありません。
ほどほどで手を打つなら?
高額なものはもちろん性能も良いですが、現実的には所持金との相談になると思います。
FFXIVを遊ぶ事が主な目的とすれば?
『Intel(R) Core(TM) i7-13700F以上 + GeForce RTX 4070以上』であれば、4Kではギリギリとは言え、ある程度は快適に遊べるのでは無いでしょうか?
もし、画面がフルHDでよければ 『GeForce RTX 4060』までダウンしても大丈夫そうです。
早くグラフィックボードの性能が上がって、購入価格が下がると良いですね!